今回はエックスサーバー(エックスドメイン)で取得していたドメインを、ムームードメインへと移管(移動)しました。
ドメイン管理会社によって移管方法が若干異なるので、移管の不安があるかと思います。
この記事では、実際の流れを画像を使って解説しています。また、細かい部分についても迷わないようにまとめているので、これからドメイン移管をされる方は参考にしてみてください。
ドメインを移管の全体像
まずはエックスサーバー【エックスドメイン】からムームードメインへドメインを移管する時の流れを「全体像」で把握しておきましょう。
図で分かるように大まかな流れを言うと、
- エックスサーバー側で手続きをする
- ムームードメイン側で手続きをする
- 確認をする(移管承認・費用の支払い等)
こういったカンジです。一つずつやっていけば難しくありません。
では、次からこの流れについて詳しく見ていきましょう。
ちなみにドメインの移管費用は「ムームードメイン(移管先)」だけに発生します。
エックスサーバー側での手続き
まずは「エックスサーバー」の公式サイトに行き、「ログイン」→「Xserverアカウント」をクリックしてログインします。
上記のページが開いたら、「移管するドメイン」を選択します。移動先のページで全ての設定を行います。
Whois情報を修正する
Whois情報を代理公開しているとドメインの移管はできませんので、「変更設定」で内容を修正していきます。
「Whois代理公開設定」を「入力した情報で公開する」に設定し、住所等の項目にドメイン移管先の情報を入力しましょう。
ここで重要なのはメールアドレスです。「あなたが確実に受信できるメールアドレス」を設定しましょう。
ここで設定したメールアドレスに移管申請に関するメールがすべて届きます!
ドメインの認証キーを取得する
ドメインの移管に必要なのが認証キーです。秘密のパスワードみたいなもんですね。
「レジストラコンタクトへ認証カギを送信する」をクリックすると、先ほど設定したメールアドレスに送信されます。
【エックスサーバー】認証鍵(Auth Info)のご案内という題名できます。
レジストラロックを解除する
エックスサーバーのドメインには特別なロックがかかっているので解除します。
レジストラロック情報の箇所の「設定変更」をクリックすると、解除する項目が出てくるので設定します。
補足ですが、私がやった時はレジストラロックが「すぐには」できませんでした。その理由として考えられるのがWhois情報を変更したことです。設定変更したことで、書き換えに時間を要したのかもしれません。
もし、レジストラロック解除の操作ができない場合は、数時間待ってから設定してみましょう。
昼にWhois情報変更し、夕方にレジストラロックの解除をしました。
ドメインの解約
最後にドメインを「解約する」必要があります。解約ボタンは、ページ上部の基本情報の箇所にあります。
ドメインを解約すると、Webサイトが消えてしまいそうな印象がありますが、契約期間の間は消えることはないので安心してください。こちらはエックスサーバーにお問い合わせしたので間違いありません。
解約すると「登録者」のメールアドレス宛に解約のご案内というメールが届きます。クライアントのドメインを移管される方は事前にお伝えしておいた方が安心です。(急に解約メールがくるとビックリされると思うので。)
ムームードメイン側の手続き
続いてムームードメイン側で手続きをします。「ムームードメイン」の公式サイトへ行き、コントロールパネルにログインします。
ページ上部にある「ドメイン取得・移管」→「ドメイン移管」へと進みます。
上記画像のように移管できるドメインには条件があります。ですが、基本的なことはここまでの流れで満たしているので問題ありません。注意するのは、有効期限などですね。
問題ないようでしたら、「ドメイン移管申請へ」をクリックして次に進みます。
ドメイン移管申請をする
ドメイン移管申請は超簡単。
赤枠のドメインに移管させたいドメインを入力。(「例 ●●●.com」「httpは無し」)
認証コード部分に、先ほどエックスサーバー側で送信したコードを入れます。
入力をしたら入力内容確認で次へ進み、移管申請を完了しましょう。
移管申請メールが届く
移管申請が順調に進めば「エックスサーバー」「ムームードメイン」からメールが届きます。
ムームードメインのメール
ムームードメインは移管申請後、すぐにメールが送られてきます。
エックスサーバーのメール
エックスサーバーからは移管申請後、翌日に「トランスファー申請に関するご案内」というタイトルで送られてきました。
ちなみに、ドメイン会社によっては承認作業が必要になることもありますが、エックスサーバーの場合は必要ありません。一定の期日が過ぎれば自動的に移管申請の承認をしたとみなされます。
確認する
移管費用のご請求案内というタイトルのメールが届いたら、ドメインの移管もいよいよ大詰めです。
ここからは費用のお支払いを含め、下記の確認作業を行っていきます。
- 移管費用のお支払い
- Whois情報の変更
- ネームサーバーの確認
これら3つの作業です。
特に移管費用のお支払いは締め切り期日があるので、メールが来たらすぐにお支払いを済ませておきましょう。
移管費用を支払う
ムームードメインの「ログインパネル」→「ドメイン一覧」へと進み、移管申請をしたドメインを探します。ドメインの右側に「変更する」というボタンがありますので、それをクリック。
決済方法を指定のに変更し、「お支払い内容確認」を押して次へ進みます。
すると確認画面へ移動。内容に問題がなければ「お支払い内容確認」で確定します。
入金締切は10日しかないので、案内メールをチェックしておきましょう。
Whois情報を変更する
エックスサーバードメインから移管した際に、Whois情報を個人名等に変更していると思います。ムームードメインでは、Whois情報を代理公開してくれるので、個人情報を出したくない方は変更しておきましょう。
サイドバーにある「ドメイン管理」から「Whois情報変更」を選択します。
移管したドメインの横に「Whois情報変更」ボタンがあるので、それをクリック。
「弊社の情報を代理公開」にチェックボタンを入れ、「変更する」で決定します。
以上で、ムームードメインのWhois情報が代わりに公開されます。
ネームサーバー(DNSサーバー)を確認する
ドメインを移管しても、ネームサーバーの設定が引き継がれます。なので基本的に確認しなくても大丈夫なのですが、心配という方は一応チェックしてみると良いでしょう。
「ドメイン一覧」→「ネームサーバー設定変更」でネームサーバーの確認をすることができます。
以上でドメインの移管は完了です。お疲れ様でした!
まとめ
以上が、「エックスサーバードメイン」から「ムームードメイン」へ移管する方法でした。
ドメインの移管申請から移管が完了するまで6日。結構時間がかかるので、大変かと思いきややることはシンプル。手順通りにやっていけば、迷うことはありません。
1.エックスサーバー側での手続き
- Whois情報を修正する
- ドメインの認証キーを取得する
- レジストラロックを解除する
- ドメインの解約
2.ムームードメイン側の手続き
- ドメイン移管申請をする
- 移管申請メールが届く
3.確認する
- 移管費用を支払う
- Whois情報を変更する
- ネームサーバー(DNSサーバー)を確認する
これらを一つずつ進めていきましょう。