ホームページアイコンのフリー素材サイト14選【無料＆商用利用OK】

「サイト、テキストばっかりで見にくいから何とかして。でも予算はないから」。
上司からの厳しい指示に、頭を抱えていませんか？

Web専任ではないし、デザインの知識もない。フリー素材を探してみても、「本当に商用利用して大丈夫？」「数が多すぎて、どれが質の良いアイコンか分からない…」と、貴重な業務時間を浪費してしまう。

そんな忙しいあなたのために、この記事があります。

もう素材探しで迷う必要はありません。Webデザイナーも実際に使う、安全で高品質なフリーアイコンサイトだけを15個厳選しました。

この記事をブックマークしておけば、面倒なアイコン探しの時間はゼロに。今すぐあなたのサイトを、お金をかけずにプロ仕様へアップデートしましょう。

【結論】まずチェック！商用利用OKなフリーアイコンサイト5選

「とにかく時間がない！」「安全で質の高いサイトだけ、手っ取り早く知りたい！」
そんな忙しいWeb担当者のあなたのために、数あるフリー素材サイトの中から「ここさえ押さえておけば間違いない」と断言できる5つのサイトを厳選しました。

どのサイトも商用利用が可能で、使いやすさも抜群です。まずはこの中から、あなたのホームページのイメージに合うサイトを見つけてみてください。

ICOOON MONO

「ICOOON MONO」は、シンプルで汎用性の高いモノトーンのアイコン素材が豊富に揃っているサイトです。
ビジネスサイトから個人ブログまで、どんなデザインにも馴染みやすいのが最大の魅力です。

会員登録は不要で、SVGやPNGといった複数の形式でダウンロードできるため、初心者の方でも直感的に使えます。クレジット表記も不要なので、安心して利用できる点も嬉しいポイントです。

シンプルで見やすいアイコンを探しているなら、まず最初にチェックすべきサイトと言えるでしょう。

Flaticon

海外のサイトですが、圧倒的な素材数を誇るのが「Flaticon」です。その数は数百万点以上とも言われ、探しているアイコンが見つからないことはほとんどありません。

デザインのテイストも多岐にわたり、シンプルな線画からカラフルでおしゃれなものまで、あらゆるニーズに対応しています。ただし、無料プランの場合はクレジット表記が必要となるため、その点だけ注意して活用しましょう。

unicons

「unicons」は、シンプルながらも洗練されたデザインが特徴のアイコンライブラリです。

特にWebサービスやアプリのUI（ユーザーインターフェース）で使いやすい、モダンなデザインのアイコンが揃っています。アイコンの太さやスタイルをカスタマイズできる機能もあり、サイトのデザインに細かく合わせたい場合に非常に便利です。

こちらも無料で利用できますが、クレジット表記が求められる場合があるため、利用規約は確認するようにしてください。

icon-rainbow

日本のサイトで、使いやすさに定評があるのが「icon-rainbow」です。

このサイトの便利な点は、ダウンロード前にアイコンの色を自由に変更できることです。サイトのテーマカラーに合わせて色を調整できるため、デザインに統一感を出しやすくなります。収録されているアイコンも、ビジネスシーンで役立つものから、季節のイベントに使えるものまで幅広く、様々な場面で活躍してくれます。

Town illust

「Town illust」は、街や建物、人物などのイラスト素材に特化したサイトですが、ホームページで使える高品質なアイコン素材も多数提供しています。

特に、施設案内やアクセスマップなどで利用できる、親しみやすい雰囲気のアイコンを探している場合に重宝します。温かみのあるデザインが多く、整骨院やカフェ、保育園といった店舗系のホームページとの相性も抜群です。

すべての素材が商用利用可能で、クレジット表記や会員登録が不要な点も、担当者にとっては非常にありがたいポイントです。

【目的別】ホームページ向けフリーアイコン素材サイト９選

先ほどご紹介した5つの定番サイトに加えて、「こんな雰囲気のサイトにしたい」という具体的なイメージがある方のために、目的別のフリーアイコン素材サイトを９個ご紹介します。

ミニマルで洗練されたサイト、おしゃれでデザイン性の高いサイトなど、あなたの理想に合うアイコンがきっと見つかります。

シンプル・ミニマル系アイコンに強いサイト3選

コーポレートサイトやサービスサイトなど、すっきりと信頼感のある印象を与えたい場合に最適なのが、シンプル・ミニマル系のアイコンです。無駄を削ぎ落としたデザインは、どんなサイトにも合わせやすいというメリットがあります。

Simple Icons

その名の通り、有名企業やサービスのロゴアイコンに特化したサイトが「Simple Icons」です。

例えば、対応可能な決済方法としてクレジットカード会社のロゴを並べたり、SNSへのリンクに公式ロゴアイコンを使ったりする場合に非常に役立ちます。すべてのアイコンがSVG形式で提供されており、品質を損なうことなくサイズを変更できるのも強みです。

Feather Icons

「Feather Icons」は、シンプルで美しいオープンソースのアイコン集です。

Webデザイナーや開発者の間で人気が高く、その特徴はなんといっても軽快で洗練されたラインデザインにあります。どのアイコンも一貫したスタイルでデザインされているため、サイト全体に統一感を持たせたい場合に最適です。カスタマイズ性も高く、線の太さやサイズを自由に変更できます。

Line Icons

こちらもWeb開発者向けのサイトですが、高品質なラインアイコンが豊富に揃っているのが「Line Icons」です。

ビジネス、医療、Eコマースといったカテゴリ別に整理されており、目的のアイコンを探しやすいのが特徴です。シンプルながらも意味が伝わりやすいデザインが多く、ユーザーを直感的に導くためのナビゲーションメニューなどに活用できます。

おしゃれ・デザイン性が高いサイト2選

サイトのデザインで他社と差をつけたい、もっと華やかでおしゃれな雰囲気にしたい、という方におすすめのサイトを3つご紹介します。デザインに自信がない方でも、これらのサイトのアイコンを使うだけで、ぐっとプロらしい見た目に変わります。

GIRLY DROP

「GIRLY DROP」は、その名の通り「おしゃれでガーリーな写真素材」がメインのサイトですが、写真と組み合わせて使えるような可愛いアイコンやWebパーツも配布しています。

美容室やネイルサロン、ライフスタイル系のブログなど、女性をターゲットにしたサイトのデザインをワンランクアップさせたい場合にぴったりです。見出しの装飾やバナー作成にも役立ちます。

Flat-icon-design

「Flat-icon-design」は、影を利用して立体感を表現する「フラットデザイン」のアイコンを専門に扱っています。

シンプルでありながらも存在感があり、サイトのアクセントとして非常に効果的です。アイコンの種類も豊富で、カテゴリ分けも分かりやすいため、直感的に素材を探せます。全てのアイコンが商用利用可能で、クレジット表記も不要です。

ビジネス・汎用系に強いサイト2選

業種を問わず、どんなビジネスサイトでも使いやすい汎用的なアイコンを探しているなら、以下の2つのサイトが役立ちます。資料作成など、ホームページ以外で活用できる素材が見つかることもあります。

ビジネス素材ドットコム

「ビジネス素材ドットコム」は、その名の通り、ビジネスシーンに特化したイラストやアイコン素材を提供しています。

会議やプレゼン、オフィスといった具体的なシチュエーションを描いた素材が多く、サービスの特長や業務内容を視覚的に説明する際に非常に便利です。シンプルで分かりやすいデザインなので、誰にでも伝わるサイト作りを目指す上で重宝します。

SILHOUETTE ILLUST

人物や動物、乗り物などのシルエット（影絵）素材を専門に扱っているのが「SILHOUETTE ILLUST」です。シルエット素材は、具体的なイメージを伝えつつも、特定の人物像に偏らないため、様々な場面で使いやすいという利点があります。アイコンとしてだけでなく、説明図やメインビジュアルのアクセントとしても活用できる、汎用性の高いサイトです。

丸アイコン・ユニークな素材が見つかるサイト2選

円の中にイラストが描かれた「丸アイコン」や、少し変わった面白いアイコンを探しているなら、以下のサイトをのぞいてみてください。サイトに個性と親しみやすさをプラスできます。

EVENTs Design

「EVENTs Design」は、季節のイベントや行事をテーマにしたイラスト素材が豊富なサイトです。クリスマスやお正月、ハロウィンなど、イベントに合わせたキャンペーンバナーやお知らせ記事に使えるアイコンが見つかります。丸アイコンの素材も多く、柔らかく親しみやすい雰囲気を演出したい場合にぴったりです。

Loose Drawing

手書き感のある、ゆるくて可愛いイラストが特徴のサイトが「Loose Drawing」です。

他にはない、ユニークで味のあるアイコンを探している方におすすめです。がっちりとしたビジネスサイトには不向きかもしれませんが、ユーザーに親近感を持ってもらいたいブログやオウンドメディアなどで活用すると、サイトのファンを増やすきっかけになるかもしれません。

著作権で失敗しない！フリーアイコン素材サイトの選び方3つのポイント

「フリー素材」という言葉はとても魅力的ですが、その裏には「著作権」という、注意すべきルールが存在します。特に、会社のホームページで利用する場合、このルールを知らないと、意図せず著作権侵害という大きなトラブルに発展してしまう可能性もゼロではありません。

しかし、これからお伝えする3つのポイントさえしっかり押さえておけば大丈夫です。安心してフリーアイコンを活用するために、この「安全マニュアル」をぜひ覚えておいてください。

ポイント1：商用利用の範囲を確認する

まず最も重要なのが、「商用利用」が許可されているかどうかの確認です。商用利用とは、簡単に言えば、利益を得る目的の活動で素材を使用することです。これには、会社のコーポレートサイトやサービス紹介ページ、広告収入を得ているブログなども含まれます。

フリー素材サイトの中には、「個人ブログでの利用はOK、でも会社のサイトで使うのは有料」といったように、利用目的によって条件を分けている場所も少なくありません。必ずサイト内の「利用規約」や「ライセンスについて」といったページを確認し、「商用利用可」「Commercial Use OK」などの表記があることを確かめましょう。この記事で紹介しているサイトは基本的に商用利用可能ですが、ご自身で新しいサイトを見つけた際は、必ずこのポイントをチェックする習慣をつけてください。

ポイント2：クレジット表記・リンクの要不要をチェックする

次に確認したいのが、「クレジット表記」や「サイトへのリンク」が必要かどうかです。クレジット表記とは、「このアイコンは〇〇（サイト名）から借りました」というような作者名や配布元サイト名を、ご自身のホームページのどこかに記載することを指します。

無料で素材を使わせてもらう代わりに、配布元を宣伝してあげてくださいね、というルールです。もし表記が必要な場合、サイトのフッター（一番下の部分）などに、指定された形式で記載するのが一般的です。もちろん、企業のサイトでは、できるだけ他サイトへのリンクや表記は入れたくない場合も多いでしょう。その場合は、「クレジット表記不要」「リンク不要」と明記されているサイトを選ぶと、デザインをスッキリ保つことができ、管理の手間も省けるのでおすすめです。

ポイント3：素材の改変（加工）が許可されているか確認する

ダウンロードしたアイコンを、あなたのサイトに合わせてカスタマイズしたい場合もあるはずです。例えば、「アイコンの色を、自社のブランドカラーに変えたい」「複数のアイコンを組み合わせて、一つのイラストとして使いたい」といったケースです。このような行為を「改変」や「加工」と呼びます。

この改変が許可されているかどうかも、サイトによってルールが異なります。「改変自由」「加工OK」と書かれていれば問題ありませんが、「改変禁止」と明記されている場合は、ダウンロードしたデータをそのままの形でしか使用できません。せっかく良いアイコンを見つけても、色が合わずに使えなかった、という事態を避けるためにも、事前に加工の可否を確認しておくことが大切です。

初心者でも簡単！アイコンでサイトデザインを改善する3つのコツ

質の良いフリーアイコン素材が見つかったら、いよいよサイトに設置です。ですが、ただやみくもに配置しただけでは、かえってサイトが見にくくなってしまうこともあります。

「デザインセンスに自信がない…」という方でも大丈夫です。これからお伝えする3つの簡単なコツを意識するだけで、あなたのホームページは見違えるほど分かりやすく、プロフェッショナルな印象に変わります。

コツ1：サイト全体のテイスト（雰囲気）を統一する

アイコンを選ぶ上で最も大切なのが、サイト全体の「テイスト」を揃えることです。
例えば、真面目なコーポレートサイトに手書き風の可愛いアイコンがあったり、温かみのあるカフェのサイトにメタリックでクールなアイコンがあったりすると、チグハグでまとまりのない印象を与えてしまいます。

これを防ぐ一番簡単な方法は、「使用するアイコンの提供元サイトを一つに絞る」ことです。多くの素材サイトでは、同じデザイナーが一貫したスタイルでアイコンを作成しているため、自然とサイト全体に統一感が生まれます。

コツ2：アイコンの色とサイズを揃える

テイストを揃えたら、次に意識するのは「色」と「サイズ」の統一です。これらはデザインの基本ですが、効果は絶大です。

まず「色」ですが、アイコンに色を付ける場合は、サイトのロゴで使われている色や、メインカラーなど、基準となる色を1〜2色に絞って使いましょう。色数が多すぎると、情報が整理されて見えず、ユーザーの視線が散らかってしまいます。

次に「サイズ」です。例えば、サービス一覧で3つの特長を並べてアイコンを添える場合、その3つのアイコンのサイズは必ず「高さ24px、幅24px」のように、ピクセル単位でまったく同じ大きさに揃えましょう。サイズがバラバラだと、それだけで素人っぽい印象を与えてしまい、非常に見栄えが悪くなります。この一手間が、サイトのクオリティを大きく左右します。

コツ3：ユーザーが直感的に理解できるデザインを選ぶ

アイコンは、単なる飾りではありません。情報を分かりやすく伝え、ユーザーを目的の場所へスムーズに導くための「標識」のような役割を持っています。

そのため、誰が見ても一目で意味が分かる、直感的なデザインを選ぶことが非常に重要です。例えば、「家のマーク」がトップページ、「虫眼鏡のマーク」が検索機能であることは、多くの人が共通で認識しています。

あまりに独創的でおしゃれなデザインを選んだ結果、ユーザーに「これ、何を表しているんだろう？」と考えさせてしまうのは、良いデザインとは言えません。デザイン性よりも、まずは「分かりやすさ」を最優先に考えましょう。

ホームページへのアイコン設定方法と注意点

使いたいアイコンが見つかったら、いよいよホームページに設置するステップです。「HTMLとか、なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本的な仕組みは意外とシンプルです。

ここでは、アイコンを設置する上で知っておきたいファイル形式の違いや、具体的な設定方法、そして失敗しないための注意点について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

アイコンファイルの形式（SVG、PNG）の違いは？

アイコン素材サイトでダウンロードしようとすると、「SVG」や「PNG」といったファイル形式を選べることがあります。この2つにはそれぞれ特徴があり、どちらを選ぶべきか迷うかもしれません。簡単にご説明します。

• PNG（ピング）形式
  これは写真などと同じ「画像」データです。背景を透明にできるのが大きな特長で、どんな色の背景にもアイコンだけをキレイに配置できます。ただし、画像を拡大すると、輪郭がぼやけたり、ギザギザになったりすることがあります。
• SVG（エスブイジー）形式
  こちらは、色や形を数値データで記録している「図形」データです。最大のメリットは、どれだけ拡大・縮小しても、画質が一切劣化せず、いつでもクッキリと表示されることです。また、ファイルサイズが非常に軽い傾向にあり、コードを使って色を後から変更するといった柔軟な対応も可能です。

結論として、Webサイトで使うアイコンは「SVG」形式を選ぶのが最もおすすめです。 多くのサイトが対応しており、表示の美しさやサイトの表示速度の観点からもメリットが大きいためです。

HTMLでアイコンを表示させる基本的な方法

実際にホームページにアイコンを表示させるには、HTMLファイルを編集する必要があります。もしWordPressなどのCMS（コンテンツ管理システム）や、Wix、ペライチのようなホームページ作成ツールを使っている場合は、画像をアップロードする機能を使えば、特にHTMLを意識しなくても簡単に設置できます。

もしご自身でHTMLを編集する場合は、基本的には<img>タグという命令文を使います。以下がその記述例です。

<img src=”icon.svg” alt=”サービス内容”>

• src=”” の部分には、アップロードしたアイコンファイルの場所（パス）を指定します。
• alt=”” の部分には、「このアイコンが何を表しているか」を説明する代替テキストを記述します。ここは空欄にせず、必ず入力しましょう。例えば、会社概要ページへのリンクに人の形のアイコンを使うなら「会社概要」と書きます。これはSEO対策（検索エンジン最適化）だけでなく、目の不自由な方が使う読み上げソフトのためにも、非常に重要な項目です。

アイコン設置時の注意点（表示速度など）

最後に、アイコンを設置する上での注意点を2つお伝えします。

1つ目は、画像のファイルサイズです。高品質なアイコンでも、ファイルサイズが大きすぎると、ページの表示速度が遅くなる原因になります。特にPNG形式のファイルはサイズが大きくなりがちです。アップロードする前に、「TinyPNG」のような無料の圧縮ツールを使って、ファイルサイズをできるだけ小さくしておくことを強くおすすめします。

2つ目は、アイコンの使いすぎです。便利だからといって、ページ内にアイコンを多用しすぎると、かえって情報が散らかってしまい、ユーザーを混乱させる原因になります。アイコンはあくまで情報を分かりやすく補助するためのものです。「ここぞ」というポイントに絞って効果的に使うことを心がけましょう。

フリーアイコン素材に関するよくある質問（FAQ）

最後に、フリーアイコン素材を利用する上で、多くの方が疑問に思う点や、よくある質問とその答えをまとめました。不安な点や分からないことがあれば、まずはこちらをご確認ください。

まとめ

本記事では、「サイトを見やすくしたいけど、時間も予算もない…」そんなWeb担当者の悩みを解決するため、商用利用が可能で安全に使える高品質なフリーアイコンサイトを合計15個、厳選してご紹介しました。

もう素材探しに時間を浪費する必要はありません。定番サイトから、シンプル系・おしゃれ系といった目的別のサイトまで、あなたのホームページにぴったりの素材がきっと見つかります。

また、著作権で失敗しないための選び方のポイントや、デザイン初心者でもサイトの印象をプロっぽく変える3つの簡単なコツも解説しました。

アイコンは、情報を分かりやすく伝える強力なツールです。この記事を参考に、ぜひあなたのホームページを、お金をかけずにワンランク上のデザインへアップデートしてみてください。