ホームページのアクセス数を増やす17の方法|初心者でもできる具体策

ホームページのアクセス数を増やす
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社運をかけて作ったホームページ。 なのに、アクセス解析の画面はいつも静まり返り、訪問者のほとんどは自分と社内の人間だけ…。

社長からの「サイト、どうなってる?」という何気ない一言が、日に日に重くのしかかる。

もし、この状況に少しでも心当たりがあるなら、ご安心ください。 その静かなホームページを、24時間文句も言わずに働き続ける「Web上の最強営業マン」に変える方法が、確かに存在するんです。

この記事では、Webの専門家ではないあなたのために、難しい専門用語や高額なツールを一切使わずに「これなら自分でもできそうだ」と思える具体的な施策だけを17個、厳選しました。

もう一人で悩むのは、今日で終わりにしませんか? さあ、あなたのサイトの反撃を開始しましょう。

目次

まずは現状把握から!ホームページのアクセス数を正しく調べる方法

アクセス数アップを教える人

「アクセスアップを目指そう!」と意気込んでも、そもそも自社のホームページに今、何人の訪問者がいて、どこから来てくれているのかを正確に把握できていなければ、打ち手は的外れなものになってしまいます。闇雲に走り出す前に、まずは「現在地」を正しく知ることが、アクセスアップへの最短の近道です。

ここでは、プロのWebマーケターも必ず利用する、信頼性が高く、しかも無料で使える必須ツールと、それを使って最低限どこを見ればよいのかを、分かりやすく解説します。

無料で使える必須ツール①:Googleアナリティクス

アナリティクスのロゴ

まず絶対に導入すべきツールが「Googleアナリティクス」です。これはGoogleが提供している無料のアクセス解析ツールで、ホームページの「健康診断」をしてくれるお医者さんのような存在だと考えてください。

このツールを導入すると、あなたのホームページに誰が、いつ、どのページを、どれくらいの時間見てくれたのか、といったサイト内部でのユーザーの行動を詳細に記録・分析できます。

例えば、「先月は100人のユーザーが訪問してくれた」「一番よく見られているのは料金ページだ」といったことが、具体的な数字で分かるようになります。まだ導入されていない場合は、まずこのツールを設定することから始めましょう。

アクセス数を調べよう!

無料で使える必須ツール②:Googleサーチコンソール

サーチコンソールのロゴ

次にご紹介する「Googleサーチコンソール」も、Googleが提供する無料のツールです。Googleアナリティクスがサイトに訪問した後のユーザー行動を分析するのに対し、サーチコンソールはユーザーがサイトに訪問する前、つまり「Google検索でどのようにあなたのサイトが表示され、扱われているか」を分析するツールです。

例えるなら、お店の「外」での評判を教えてくれる情報源です。「どんな検索キーワードであなたのお店(サイト)が地図(検索結果)に表示されたか」「何回表示されて、そのうち何回クリックされたか」といった、検索エンジンとユーザーの最初の接点に関する貴重なデータを知ることができます。SEO対策を進める上では、アナリティクスと並んで欠かせない両輪となります。

最低限見るべき3つの指標

これらのツールは非常に高機能で、見られるデータも膨大です。しかし、初心者の段階で全てを理解しようとすると混乱してしまいます。まずは以下の3つの指標だけ、定期的にチェックする習慣をつけましょう。

①ユーザー数(訪問者数)

「ユーザー数」とは、特定の期間内にあなたのホームページを訪れた、重複しない固有の人数を示します。簡単に言えば「何人の人が来てくれたか」という実数です。これがアクセス数の最も基本的な指標となります。まずはこの数字を把握し、これから行う施策によって、このユーザー数がどのように変化していくかを見守ることが大切です。

②流入チャネル(どこから来たか)

「流入チャネル」とは、ユーザーがあなたのホームページにたどり着いた経路のことです。例えば、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」から来たのか、X(旧Twitter)などの「SNS」から来たのか、あるいはURLを直接入力して来たのか、といった経路が分かります。これを把握することで、どの集客施策がうまくいっているのか、あるいはどこが弱いのかを判断する材料になります。

③検索キーワード(どんな言葉で来たか)

Googleサーチコンソールで見ることができる「検索キーワード」は、ユーザーが実際にGoogleで検索した言葉のリストです。これは、ユーザーの「知りたいこと」そのものであり、アクセスアップのための最大のヒントが隠された宝の山と言えます。自社が意図しないキーワードで訪問されていることもあれば、新たなビジネスチャンスに繋がるキーワードが見つかることもあります。定期的に確認し、ユーザーのニーズを掴みましょう。

なぜ?あなたのサイトのアクセス数が増えない3つの根本原因

アクセスが増えなくて頭を抱える人

ご自身のサイトの現状を数字で把握できるようになったら、次に考えるべきは「なぜアクセスが増えないのか?」というその原因です。闇雲に施策を試す前に、まずはサイトが抱える課題を正しく診断しましょう。

アクセスが集まらないホームページには、実はいくつかの共通した根本原因があります。ここでは、特に初心者の方向けに、代表的な3つの原因を解説します。ご自身のサイトがどれに当てはまるか、チェックしてみてください。

原因①:そもそもサイトの存在が検索エンジンに知られていない

どれだけ素晴らしい内容のホームページを作っても、その存在が誰にも知られていなければ、お客様が訪れることはありません。これは現実のお店と同じです。路地の奥に立派なお店をオープンしても、看板も出さず、地図にも載せていなければ、誰もその存在に気づけません。

Webの世界では、Googleなどの検索エンジンが「地図」の役割を担っています。検索エンジンは「クローラー」と呼ばれるロボットを常にWeb上に巡回させ、新しいサイトや更新されたページを見つけてはデータベースに登録(インデックス)しています。このデータベースに登録されて初めて、あなたのサイトは検索結果に表示される候補になるのです。

作ったばかりのサイトや、適切な設定がされていないサイトは、このクローラーに見つけてもらえず、結果として誰からも検索されない「存在しないも同然」の状態になっている可能性があります。

原因②:ユーザーが求める魅力的な情報(コンテンツ)がない

検索エンジンに無事発見してもらえたとしても、それだけではアクセスは増えません。次なる関門は、「サイトに訪れる価値があるか」という点です。ユーザーは、何か知りたいことや解決したい悩みがあって、その答えを求めて検索をしています。

例えば、お客様があなたのサイトを訪れたとき、そこに会社概要や商品のスペック情報しかなかったらどうでしょうか。

もちろんそれらの情報も大切ですが、ユーザーが本当に知りたいのは「その商品が、自分のどんな悩みを解決してくれるのか?」「他と比べて何が優れているのか?」といった、より踏み込んだ情報かもしれません。ユーザーが求める答えを提供できず、企業の一方的な宣伝ばかりが目立つサイトは、すぐに「ここには用はない」と判断され、閉じられてしまいます。

魅力的な情報、つまりユーザーの役に立つコンテンツがなければ、一度訪れてくれたとしても、二度と戻ってきてはくれないでしょう。

原因③:サイトの利便性が低く、ユーザーが離脱してしまう

最後の原因は、サイトの「使いやすさ」、つまり利便性の問題です。せっかく魅力的なコンテンツがあっても、サイト自体が使いづらければ、ユーザーは内容をしっかり読んでくれる前に帰ってしまいます。

これも現実のお店に例えるなら、欲しい商品があるのに「店内が暗くて商品が見えない」「通路が狭くて歩きづらい」「レジがどこにあるか分からない」といった状態です。これでは、お客様は買う気をなくしてしまいます。

Webサイトにおける「使いづらさ」とは、例えば「ページの表示に5秒以上かかる」「スマートフォンで見た時に文字が小さすぎて読めない」「メニューが分かりにくく、探している情報にたどり着けない」といった点が挙げられます。

てっちゃん

ユーザーは非常にせっかちです。少しでもストレスを感じさせると、すぐに他のもっと快適なサイトへと移ってしまいます。

【SEO編】中長期的な資産になるアクセスアップ9つの方法

SEOを教える講師

さて、ここからはアクセスアップのための具体的な施策をご紹介していきます。まず最初にご紹介するのは「SEO(エスイーオー)」と呼ばれる、最も重要で、かつ中長期的にあなたのホームページを支える資産となる方法です。

てっちゃん

SEOとは “Search Engine Optimization” の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。少し難しく聞こえるかもしれませんが、やることは至ってシンプルです。

これは、あなたのホームページを「検索エンジン(Google)と、その先にいる検索ユーザーの両方にとって、最高に分かりやすく、役に立つサイト」にしていくための一連の改善活動のことです。

このSEO対策は、効果が出るまでに数ヶ月単位の時間がかかることもありますが、一度検索結果の上位に表示されるようになれば、広告のようにお金を払い続けなくても、安定してアクセスを集め続けてくれるのがメリット。

まさに、時間をかけて育てることで、将来にわたって実りをもたらしてくれる「資産」づくりのようなものなのです。

ここでは、その資産作りの基本となる9つの方法を解説します。

併せてこちらもチェック♪

方法①:対策するキーワードを選定する

SEOのすべての活動は、この「キーワード選定」から始まります。キーワードとは、ユーザーがGoogleで検索するときに打ち込む「言葉」そのものです。どのキーワードで上位表示を狙うかを決めなければ、誰に向けて、何を書けばいいのかが定まりません。

キーワード選定は、お客様の心の中を想像する作業です。例えば、あなたが精密部品の製造会社を経営しているとします。その場合、「高性能 精密部品」といったキーワードはもちろんですが、お客様はもっと具体的な悩みに関する言葉で検索するかもしれません。

「機械の摩擦を減らす方法」「長持ちするベアリングの選び方」といった、より具体的な悩みの言葉こそ、見込み客にリーチするための重要なキーワードになります。

まずは、あなたのお客様がどんな言葉で悩みを検索するかを想像し、対策するキーワードの候補をリストアップすることから始めてみましょう。

方法②:検索意図を満たすコンテンツ(ブログ記事)を作成する

対策キーワードが決まったら、次はそのキーワードで検索するユーザーの「検索意図」を深く理解し、それに対する最高の答えとなるコンテンツ(特にブログ記事)を作成します。検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した「目的」や「背景」のことです。

例えば、ユーザーが「ホームページ アクセス数 増やす」と検索したとき、その意図は「アクセス数を増やすための具体的な方法を知りたい」ということです。このとき、アクセス数の歴史や定義について長々と解説しても、ユーザーの役には立てません。

検索意図を正確に把握する最も簡単な方法は、実際にそのキーワードでGoogle検索し、上位に表示されているサイトの内容を分析することです。上位サイトがどのような情報を提供しているかを知ることで、ユーザーが何を求めているのかが見えてきます。

あなたの記事では、それらの上位サイト以上に、分かりやすく、詳しく、そして役に立つ「最高の答え」を提供することを目指しましょう。

てっちゃん

SEO対策を専門家に相談したい場合は相談してね!

方法③:クリックしたくなるページタイトルを設定する

どれだけ素晴らしい内容の記事が書けても、検索結果の一覧画面でクリックされなければ、読んでもらうことすらできません。そのクリック率を大きく左右するのが「ページタイトル」です。タイトルは、検索結果に並ぶあなたのサイトの「顔」であり「看板」です。

ユーザーの目を引き、思わずクリックしたくなるタイトルには、いくつかのコツがあります。まず、選定したキーワードを必ず含め、できるだけタイトルの前半に入れること。

次に、文字数はPCでもスマートフォンでも全文表示されやすい28文字~35文字程度に収めること。

そして、「17の方法」「初心者でもできる」のように、記事を読むことで何が得られるのかが具体的に分かるような言葉を入れることが有効です。

てっちゃん

競合サイトのタイトルも参考にしながら、魅力的で分かりやすいタイトルをつけましょう。

方法④:メタディスクリプションで記事の魅力を伝える

メタディスクリプションの画像
検索結果のメタディスクリプション

メタディスクリプションとは、検索結果でタイトルの下に表示される、100文字程度の短い説明文のことです。これは、検索順位に直接的な影響を与えるものではありませんが、ユーザーが「この記事を読むべきか」を判断する上で、タイトルの次に見る重要な要素です。

ここでの役割は、タイトルだけでは伝えきれなかった記事の魅力を補足し、ユーザーのクリックを後押しすることです。この記事を読むことでどんな悩みが解決するのか、どんな有益な情報が得られるのかを具体的に要約して伝えましょう。もちろん、ここにも対策キーワードを自然な形で含めることで、ユーザーは「自分の探している情報がここにありそうだ」と、より強く認識してくれます。

方法⑤:見出し(hタグ)を正しく設定し、構造を分かりやすくする

記事の内容を整理し、読者と検索エンジンの両方に「この記事は何について、どのような順番で書かれているか」を分かりやすく伝えるために、「見出し(hタグ)」を正しく設定することが重要です。

見出しは、本で言うところの「章」や「節」のようなものです。この記事全体の大タイトルが「h1」、各章のタイトルが「h2」、章の中の節が「h3」…といった階層構造になっています。この構造を正しく使うことで、読者は文章の全体像を掴みやすくなり、どこに何が書かれているかを瞬時に理解できます。

これは検索エンジンにとっても同様です。見出しを適切に使うことで、検索エンジンは記事のテーマや重要なポイントを正確に認識できるようになります。記事を書く際は、ただ文章を書き連ねるのではなく、この見出しの階層を意識して、情報を整理することを心がけましょう。

方法⑥:内部リンクを設置してサイト内を回遊しやすくする

「内部リンク」とは、あなたのホームページ内のページ同士をつなぐリンクのことです。例えば、この記事で「キーワード選定」という言葉が出てきたときに、キーワード選定についてより詳しく解説した別の記事へのリンクを貼ることが、内部リンクの設置にあたります。

これは、お店の中で「こちらの関連商品もおすすめです」と案内するようなものです。この内部リンクには、2つの大きなメリットがあります。

一つは、読者の利便性を高めることです。関連する情報へスムーズに移動できるため、読者はあなたのサイト内で次々と新しい情報を得ることができ、サイトの滞在時間が長くなります。

もう一つは、検索エンジンにサイトの構造を伝え、各ページの関連性を示す効果です。サイト内のページが適切にリンクで結ばれていると、検索エンジンのクローラーがサイト全体を巡回しやすくなり、新しいページも見つけてもらいやすくなります。重要なページから関連ページへリンクを貼ることで、サイト全体の評価を高める効果も期待できます。

てっちゃん

この記事で言うと、下記の「合わせて読みたい」で内部リンクを作っています。関連性が高い内部リンクにするのがポイント!

内部リンクの例

方法⑦:スマートフォンでの表示を最適化する

今や、多くの人がパソコンではなくスマートフォンを使って情報を検索しています。あなたのサイトがスマートフォンで見たときに「文字が小さすぎて読めない」「ボタンが押しづらい」といった状態では、読者はすぐにページを閉じてしまうでしょう。

Googleも、サイトの評価基準としてスマートフォンでの見やすさを重視する「モバイルファーストインデックス」を導入しています。これは、スマートフォン用のサイトの出来栄えを主軸に、検索順位を決定するという考え方です。

あなたのサイトがスマートフォンに対応しているか(レスポンシブデザインになっているか)は、Googleが無料で提供している「モバイルフレンドリーテスト」というツールで簡単に確認できます。もし対応できていない場合は、早急な改善が必要です。

方法⑧:ページの表示速度を改善する

ページの表示速度も、読者の満足度に直結する非常に重要な要素です。あなたも、クリックしたページがいつまで経っても表示されず、イライラして閉じてしまった経験があるのではないでしょうか。一般的に、ページの表示に3秒以上かかると、多くのユーザーは離脱してしまうと言われています。

ページの表示が遅くなる原因は様々ですが、初心者がまず見直すべき最も一般的な原因は「画像ファイルのサイズが大きすぎること」です。高画質なデジタルカメラで撮影した写真をそのままホームページに掲載すると、ファイルサイズが非常に大きくなり、ページの読み込みに時間がかかってしまいます。

ホームページに画像を掲載する前には、必ず「画像圧縮ツール」などを使ってファイルサイズを小さくする一手間を加えましょう。これだけで、表示速度が劇的に改善されることも少なくありません。

表示速度を確認するツール

表示速度を爆速にするプラグイン

方法⑨:外部サイトから質の高いリンク(被リンク)を獲得する

最後にご紹介する「被リンク(バックリンク)」とは、他のウェブサイトからあなたのサイトへ向けて設置されたリンクのことです。Googleは、この被リンクを「他者からの推薦状」や「人気投票の1票」のように捉えています。

質の高い、信頼性のあるサイトから多くの被リンクを獲得しているサイトは、「多くの人から推薦される、価値のあるサイトだ」とGoogleに判断され、検索順位が向上しやすくなります。

ただし、どんなリンクでも良いわけではありません。質の低いサイトや、内容の関連性が全くないサイトからのリンクは、ほとんど効果がないか、場合によっては逆効果になることもあります。

では、どうすれば質の高い被リンクを獲得できるのでしょうか。その王道は、やはり「方法②」で解説した、ユーザーの役に立つ、独創的で質の高いコンテンツを作り続けることです。「これは有益だ」「ぜひ他の人にも紹介したい」と多くの人に思ってもらえるような素晴らしいコンテンツを作成すれば、結果として自然にリンクが集まってくるのです。

【広告・SNS編】短期的にアクセスを増やす5つの方法

広告やSNSを駆使する人

時間や手間をかけてコツコツと育てるSEOとは対照的に、より早く、短期的にアクセスを集めるための方法も存在します。すぐに新商品の認知度を上げたい場合や、キャンペーン期間中に集中して集客したい、といった場合に特に有効です。

これらの方法は、即効性が期待できる一方で、広告費などのコストがかかったり、常に情報を発信し続ける手間が必要だったりします。SEOという「農耕」のような長期戦略と並行して、これからご紹介する「狩猟」のような短期戦略を上手く使い分けることが、アクセスアップを加速させる鍵となります。

方法⑩:リスティング広告(検索連動型広告)を出稿する

リスティング広告とは、Googleなどの検索結果画面の上部や下部に「広告」というラベル付きで表示されるWebサイトのことです。費用を支払うことで、狙ったキーワードの検索結果に自社のサイトを意図的に表示させることができます。

最大のメリットは、その即効性です。広告の設定をすれば、早ければその日のうちから検索結果の最上部へ表示させ、アクセスを集めることが可能です。また、検索という「今まさにその情報を探している」能動的なユーザーにアプローチできるため、質の高いアクセスが期待できます。

ただし、広告の表示やクリックに応じて費用が発生し続けるため、継続的な予算が必要です。SEOの効果が出るまでの間の集客手段として、あるいは特定のキャンペーン期間だけ集中して利用するなど、計画的な活用が求められます。

方法⑪:X(旧Twitter)で情報を発信する

X(旧Twitter)の最大の特徴は、情報の「リアルタイム性」と「拡散力」です。ユーザーの「今」に届けられるため、鮮度の高い情報や、キャンペーンの告知などとの相性が抜群です。

有益な投稿がユーザーの共感を呼べば、「リポスト(旧リツイート)」によって一瞬で多くの人に情報が広がる可能性があります。自社のブログ記事を更新した際にそのURLを投稿すれば、ホームページへの直接的な流入も期待できます。

大切なのは、一方的な宣伝ばかりでなく、ユーザーの役に立つ情報や、親しみやすいコミュニケーションを心がけ、継続的に発信を続けることです。

方法⑫:Instagramでファンを作る

Instagramは、写真や動画といった「ビジュアル」が主役のSNSです。そのため、デザイン性の高い商品や、美味しそうな料理、美しい風景など、視覚的な魅力が伝わりやすい商材やサービスとの相性が非常に良いプラットフォームです。

単に商品を宣伝するのではなく、その商品がある暮らしや世界観を写真や動画で表現し、ブランドのファンを作っていく、という考え方が重要になります。プロフィール欄にホームページへのリンクを設置し、投稿やストーリーズ機能を通じて、そのリンクへ誘導することでアクセスにつなげます。言葉での説明が難しい製品の魅力も、動画などを使えば直感的に伝えることが可能です。

方法⑬:Facebookページを活用する

Facebookは、他のSNSに比べて実名での登録が基本であるため、ビジネス利用における信頼性が高く、企業や店舗の公式情報発信の場として広く利用されています。特に、ユーザーの年齢層が比較的高めであることも特徴です.

企業の公式「Facebookページ」を作成し、ブログの更新情報、イベントの告知、企業の取り組みなどを発信することで、顧客や取引先との継続的な関係を築くことができます。フォーマルな情報発信の場として、企業の信頼性を伝え、ホームページへの安定した誘導路としての役割が期待できます。

方法⑭:プレスリリースを配信してメディア掲載を狙う

プレスリリースとは、企業が新商品や新サービス、新しい取り組みなどを開始する際に、その情報を報道機関向けに公式に発表する文書のことです。

このプレスリリースをニュースサイトや新聞社などのメディアに配信し、もし「これはニュースになる」と判断されれば、そのメディアに記事として取り上げてもらえる可能性があります。影響力の大きなニュースサイトに掲載された場合、そこから爆発的なアクセスが一時的に発生することがあります。

てっちゃん

社会的な信頼性も大きく向上し、SEOに良い影響を与える質の高い被リンクの獲得にも繋がる、非常にインパクトの大きな施策です。

【その他】Webサイト外でアクセスを増やす3つの方法

オフライン活動をする人

これまでご紹介してきたのは、WebサイトやSNSといった、主にオンライン上で完結する施策でした。しかし、ホームページのアクセスを増やす方法は、オンラインの世界だけに留まりません。

ここでは、普段のビジネス活動といった「オフライン」の場や、他社との連携を通じて、あなたのホームページへアクセスを誘導する方法を3つご紹介します。オンラインでの施策と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。

方法⑮:名刺やパンフレットにURLとQRコードを記載する

これは最も基本的かつ、今すぐ始められる施策です。あなたが普段使っている名刺や、会社案内用のパンフレット、チラシといった紙の媒体に、ホームページの住所である「URL」を記載しましょう。

あなたが名刺交換をした相手や、パンフレットを手に取った方が、後からあなたの会社や商品についてもっと詳しく知りたいと思ったとき、そこにURLが記載されていれば、すぐにサイトを訪れることができます。

さらに重要なのが「QRコード」を併記することです。スマートフォンが普及した現在、URLを一つひとつ手で打ち込む作業は、ユーザーにとって意外と手間のかかるものです。カメラをかざすだけでサイトにアクセスできるQRコードを設置することで、その手間を省き、サイト訪問へのハードルをぐっと下げることができます。

方法⑯:セミナーやイベントで告知する

あなたが業界の展示会に出展したり、自社でセミナーを開催したりする場合、それは絶好のアクセスアップのチャンスです。

例えば、セミナーの講演中に「本日の詳しい資料は、弊社のサイトからダウンロードできます」と案内したり、プレゼンテーションの最後のページにサイトのURLとQRコードを大きく表示したりするのです。イベントの来場者は、あなたの事業や専門分野に既に関心を持っている、非常に質の高い見込み客です。その方たちを、その場でホームページへ誘導することで、継続的な接点を持つきっかけを作ることができます。

方法⑰:外部メディアに記事を寄稿する

これは、あなたの専門知識を活かして、他の企業が運営するブログや、業界専門のニュースサイトなどに、専門家として記事を執筆させてもらう方法です。

例えば、あなたが会計システムの開発会社であれば、士業向けの専門情報サイトに「インボイス制度に対応する会計システムの選び方」といったテーマで記事を寄稿する、といった形です。

この記事が掲載されれば、そのメディアが抱える多くの読者に対して、あなたの専門知識と会社の存在をアピールできます。さらに、記事の最後には筆者紹介として自社サイトへのリンクを設置できるのが一般的です。これにより、寄稿先メディアからのアクセス流入が見込めるだけでなく、SEOの観点からも非常に価値の高い「被リンク」を獲得することにも繋がります。

【要注意】アクセス数を買うのはNG!やってはいけない施策とは

アクセス数を購入しようとする人にNGを出す

アクセス数が伸び悩んでいると、「1万アクセスを5,000円で売ります」といったような、甘い誘い文句に心が揺れてしまうことがあるかもしれません。手軽に、すぐに数字上の成果が手に入るように見えるからです。

しかし、結論から申し上げますと、こうした「アクセスを買う」といった行為や、検索エンジンの穴を突くような裏技的な施策は、絶対に手を出してはいけません。

私たちの本来の目的は、単にアクセスという「数字」を増やすことではなく、その先にいる「見込み客」と出会い、事業の成果に繋げることのはずです。これから解説するような禁止されている手法は、その目的から大きく外れるだけでなく、あなたのホームページに致命的なダメージを与える危険性をはらんでいます。

リスク①:ペナルティを受け検索結果に表示されなくなる

Googleをはじめとする検索エンジンは、ユーザーにとって有益で誠実なサイトを高く評価し、検索順位を操作しようとする不正なサイトには厳しい「ペナルティ」を科します。

これは、試験でカンニングが発覚したら失格になるのと同じです。ペナルティを受けると、これまで上位に表示されていたキーワードの順位が大きく下落したり、最悪の場合、検索結果に一切表示されなくなってしまったりすることもあります。

一度ペナルティを受けてしまうと、そこから信頼を回復するには、数ヶ月から数年という、非常に長い時間と労力が必要になります。

てっちゃん

目先のわずかな利益のために、これまで積み上げてきたもの全てを失うリスクを冒したくないですよね!

リスク②:費用が無駄になり、事業の成果に繋がらない

たとえペナルティを受けなかったとしても、購入したアクセスはあなたの事業の成果には全く繋がりません。

なぜなら、そのアクセスの正体は、プログラムによる自動的な巡回(ボット)であったり、内容に全く興味のない海外のユーザーであったりすることがほとんどだからです。それは、あなたのお店に、商品を全く見る気のない人々を、お金を払って無理やり入店させているようなものです。

店内の人数は一時的に増えるかもしれませんが、誰も商品を買ってくれることはなく、問い合わせの電話が鳴ることもありません。結果として、支払った費用は完全に無駄になってしまいます。

やってはいけない施策の例

では、具体的にどのような施策が「やってはいけない施策」にあたるのでしょうか。代表的なものをいくつかご紹介します。もし、外部の業者からこのような提案をされた場合は、はっきりと断るようにしてください。

有料リンクの購入

SEO評価を上げるためだけに、内容の関連性が薄いサイトからお金を払ってリンクを設置してもらう行為。

キーワードの詰め込み

読者の読みやすさを無視して、ページ内に不自然なほどキーワードを繰り返し詰め込むこと。

隠しテキストや隠しリンク

背景と同じ色で文字を記述するなど、ユーザーには見えない形でキーワードやリンクをページに隠す行為。

コピーコンテンツの量産

他のサイトの内容をそのままコピーしたり、ツールで自動生成しただけの、価値のないページを大量に作ること。

これらの方法は、ユーザーに何の価値も提供しない、検索エンジンを欺くためだけの行為です。誠実に、読者のための価値あるコンテンツを作り続けることこそが、唯一にして最大の攻略法なのです。

まとめ

ここまで、ホームページのアクセス数を増やすための17もの具体的な方法から、やってはいけない注意点まで、幅広く解説してきました。

たくさんの情報に触れて、「やることが多すぎて、何から手をつければいいのか分からない…」と、かえって途方に暮れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どうかご安心ください。最も大切なのは、これら全てを一度に、完璧にこなすことではありません。一番大切なのは、「まず、自分にできることを一つ決めて、それを実践し、そして継続していくこと」です。

ホームページのアクセスアップは、一日で結果が出る魔法のようなものではありません。それは、日々の水やりや手入れによって少しずつ成長していく、植物を育てる作業に似ています。焦らず、一つひとつの施策に丁寧に取り組むことで、あなたのサイトは着実に、そして力強く成長していきます。

てっちゃん

一歩ずつ進めていきましょう!

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この記事を書いた人

プリメーラWEB工房のアバター プリメーラWEB工房 代表:てっちゃん

福岡エリアで、地域の中小企業や個人事業主の方に寄り添ったホームページ制作やWEB集客のサポートをしています。集客できるホームページを軸に、SEO・MEO・SNS・動画・生成AIまで、WEBの“困った”を一括サポート中。ビジネスの魅力をしっかり伝えたい方、まずはお気軽にご相談ください!

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