ホームページを検索上位にする方法|初心者でも分かる5ステップ

高いお金をかけて作ったホームページ、いつの間にか“置物”になっていませんか?
期待とは裏腹に問い合わせは一向に増えず、Googleで検索しても表示されるのは競合のサイトばかり。「何から手をつければいいんだ…」と、途方に暮れてしまうその気持ち、痛いほど分かります。
でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。
あなたのホームページが上位表示されないのは、決してあなたの情熱やサービスの質が足りないからではありません。ただ、Webの世界で「お客様に見つけてもらうための正しい作法」を知らないだけなのです。
もし、その“作法”を知ることで、ホームページが広告費ゼロで新規顧客を連れてくる「24時間働く優秀な営業マン」に生まれ変わるとしたら…?
この記事では、Webの専門知識がない方でも、今日から実践できる「検索上位を達成するための具体的な5つのステップ」を、どこよりも分かりやすく解説します。

「宝の持ち腐れ」になっているホームページを、今日から「最強の営業マン」に変身させましょう!
アクセス数を視覚化しよう!


そもそもGoogleでホームページが検索上位に表示される仕組みとは?


「さあ、やるぞ!」と具体的なステップに進む前に、まずはとても大切な「そもそも論」にお付き合いください。これから私たちが挑むGoogleという場所が、どのようなルールで動いているのか。その基本的な仕組みを知っておくことで、この先の5ステップの効果が何倍にも変わってきます。
Googleの評価基準は「ユーザーの役に立つかどうか」
まず、絶対に覚えておいてほしいGoogleのたった一つの大原則があります。それは、「検索するユーザーにとって、最も役に立つ情報が載っているページを一番上に表示する」という考え方です。
少しイメージしてみてください。Googleは、世界で最も優秀なコンシェルジュのようなものです。お客様(検索ユーザー)が「〇〇について知りたい」と質問した時に、その質問の意図を完璧に理解し、世界中の情報の中から「これこそがあなたのための最高の答えです」と、最も的確なページを差し出してくれます。
ですから、SEO対策とは、小手先のテクニックで検索エンジンのロボットを騙すことではありません。そうではなく、自社のホームページを「お客様の悩みや疑問を解決できる、誰よりも親切で役に立つページ」にしていく活動そのものなのです。この考え方が、すべての基本になります。
検索順位が決まるまでの3つのプロセス


それでは、Googleがどのようにして世界中のホームページを見つけ、評価し、順位を付けているのでしょうか。この裏側の流れは、大きく3つの段階に分かれています。このプロセスを知ることで、なぜ5つのステップが必要なのかが、より深く理解できます。
①クロール:ロボットがサイト情報を見つける
まず最初の段階は「クロール」です。Googleは、「クローラー」や「Googlebot」と呼ばれる探査ロボットをインターネット上に無数に放っています。このロボットは、リンクを辿って世界中のウェブページを24時間365日巡回し、新しいページができていないか、情報が更新されていないかをパトロールしています。
あなたのホームページも、このロボットに見つけてもらうことで、初めてGoogleの評価の土俵に上がることができます。
②インデックス:サイト情報をデータベースに登録する
ロボットがあなたのホームページの情報を見つけると、次はその内容を分析し、Googleが管理する巨大なデータベースに登録します。この工程を「インデックス」と呼びます。
これは、図書館の司書が新しく入った本を「これは料理の本だな」「これは歴史の専門書だ」と分類して、本棚に整理する作業に似ています。このデータベースに正しく登録されて、初めてあなたのホームページはGoogleの検索対象となります。
③ランキング:評価に基づいて順位を決める
最後の仕上げが「ランキング」です。ユーザーがキーワードを入力して検索すると、Googleはデータベースの中から関連するページを瞬時に選び出します。そして、「この情報が一番ユーザーの役に立ちそうだ」という独自の基準で点数を付け、その点数の高い順にページを並べて表示します。これが、私たちが普段目にしている検索結果の順位です。
このランキングを決める評価項目は200以上あると言われていますが、その根底にあるのは、先ほどお伝えした「ユーザーの役に立つか」という視点です。
ホームページを検索上位にするために最低限準備すべき3つのこと


Googleの仕組みが分かったところで、いよいよ実践…の前に、もう一つだけ準備の時間をください。これから戦場に向かうのに、武器も持たず、地図も読めないままでは心もとないですよね。
本格的な対策を始める前に、これからご紹介する3つのことを準備しておけば、この先の作業がスムーズに進み、効果も測定しやすくなります。いわば「戦う前の身支度」だと思って、ぜひ整えていきましょう。
①目的の明確化:「誰に」「何を伝え」「どうなってほしいか」
意外に思われるかもしれませんが、これが最も大切な準備です。あなたのホームページは、ビジネスの目的を達成するための「道具」です。その道具を誰のために、どのように使うのかをハッキリさせておきましょう。
具体的には、「誰に」「何を伝え」「どうなってほしいか」の3つを、改めて言葉にしてみてください。
あなたのホームページは、どんなお客様に見てほしいですか?年齢や性別、家族構成、どんなことで悩んでいる人でしょうか。できるだけ具体的に、一人の人物像を思い描いてみましょう。
そのお客様に対して、あなたやあなたの会社が提供できる価値は何でしょうか。他社にはない強みや、どうしても知ってほしい想いを明確にします。
ページを読み終えたお客様に、最終的に取ってほしい行動は何ですか?「電話でお問い合わせてもらう」「資料を請求してもらう」「お店に来てもらう」など、ゴールを一つ決めます。
この3つが定まっていると、この先キーワードを選んだり、文章を書いたりする時に、「この情報はお客様のためになるだろうか?」「ゴールに繋がるだろうか?」と判断する「指標」になります。
②Googleサーチコンソールの登録
次にご紹介するのは、Googleが無料で提供している必須ツール、「Googleサーチコンソール」です。これは、「Googleと直接コミュニケーションが取れる、ホームページの健康診断ツール」だと考えてください。
このツールを導入すると、Googleから見たあなたのサイトの状態が手に取るように分かります。例えば、Googleのロボットがきちんとあなたのサイトを巡回できているか、どんなキーワードで検索された時にあなたのサイトが表示されたか、何か技術的な問題が起きていないか、といった貴重な情報を教えてくれます。
後のステップでも使いますので、まだ登録していない場合は、何よりも先に設定を済ませておくことを強くおすすめします。
③Googleアナリティクスの設定
もう一つの必須ツールが、同じくGoogleが無料で提供する「Googleアナリティクス」です。こちらは、「ホームページに訪れたお客様の行動を分析する、高機能なアクセス解析ツール」です。
先ほどのサーチコンソールが「サイトに来る前」のデータを分析するのに対し、アナリティクスは「サイトに来た後」のお客様の動きを丸裸にします。どのページが人気で、平均で何分くらい滞在しているのか、パソコンとスマホのどちらから見ている人が多いのか、といったことが詳細に分かります。
この2つのツールを両方使うことで、自分のホームページの現状を客観的なデータで把握し、改善点を見つけることができるようになります。
初心者でも簡単!ホームページを検索上位にするための5ステップ


お待たせいたしました!ここからが、いよいよこの記事の核となる部分です。ご紹介する5つのステップは、どれも専門的な知識がなくても、一つひとつ丁寧に取り組めば必ず実践できるものばかりです。
難しく考えすぎず、「お客様のために、お店の情報を分かりやすく整える作業なんだ」という気持ちで、リラックスして読み進めてみてください。
ステップ1:対策するキーワードを決める
最初にして、最も重要なステップが「キーワード決め」です。キーワードとは、お客様がGoogleで検索する時に入力する「言葉」のこと。このキーワード選びを間違えてしまうと、いくら良いページを作っても誰にも見つけてもらえません。
お客様が来ない場所に、立派なお店を建てるようなものです。まずは、お客様があなたのサービスを探す時に、どんな言葉を打ち込むのかを真剣に考えていきましょう。
まずは「地域名+業種」から考えてみる
もしあなたが地域に根差したビジネスをされているのであれば、最も基本的なキーワードの組み合わせが「地域名+業種」です。これは、あなたのサービスを探している確度の高いお客様に見つけてもらうための、基本中の基本となります。
例えば、あなたが福岡市で整体院を営んでいるなら、「福岡市 整体」や「博多駅 肩こり」といったキーワードが考えられます。まずは、あなたのビジネスの「地域名」と「サービス内容」を組み合わせた言葉をいくつか書き出してみてください。
お客様の悩みをキーワードに置き換える
次に、もう少しお客様の気持ちに寄り添ってみましょう。お客様は、必ずしも「業種名」で検索するとは限りません。多くの場合、自分が抱えている「悩み」や「解決したいこと」をそのまま言葉にして検索します。
先ほどの整体院の例で言えば、「デスクワーク 腰痛 ひどい」や「産後の骨盤矯正 いつから」といった具体的な悩みがキーワードになります。お客様が普段どんな言葉で悩みを口にするか、どんな疑問を持っているかを想像することが、お宝キーワードを見つけるヒントになります。
無料ツールを使ったキーワードの探し方
「そうは言っても、なかなか思いつかない…」という方もご安心ください。キーワードを探す手助けをしてくれる無料のツールがあります。
最も簡単で今すぐできるのが、実際にGoogleで検索してみることです。例えば「福岡市 整体」と検索すると、ページの一番下に「他の人はこちらも検索」といった形で、関連するキーワードの一覧が表示されます。ここには、多くの人が検索しているキーワードのヒントが詰まっています。
もう少し本格的に探したい場合は、Googleが提供する「キーワードプランナー」というツールも便利です。これは本来、広告を出すためのツールですが、キーワードの検索数を調べたり、新しいキーワードの候補を見つけたりするのに役立ちます。



この他にもキーワード選定には、「ラッコキーワード」なんかも便利!
ステップ2:キーワードを意識してページのタイトルを決める
キーワードが決まったら、次はそのキーワードを使ってページの「タイトル」を付けます。ここで言うタイトルとは、ブラウザのタブに表示されたり、Googleの検索結果で一番大きく表示されたりする、いわば「ページの顔」であり「お店の看板」です。
どんなに素晴らしい情報がページに書かれていても、このタイトルが魅力的でなければ、お客様はクリックしてくれません。タイトルには、①Googleにページの内容を正しく伝え、②検索しているお客様に「この記事を読みたい!」と思わせる、という2つの重要な役割があります。
タイトルは30文字前後で分かりやすく
タイトルを付ける上でまず意識したいのが「文字数」です。Googleの検索結果に表示されるタイトルは、おおよそ30文字前後。これより長いと、文章の途中で「…」と切れてしまい、伝えたいことが十分に伝わりません。
そして、最も大切なルールが「キーワードをできるだけ文章の左側(先頭)に含める」ことです。お客様もGoogleのロボットも、文章を左から右に読んでいきます。最初にキーワードがあることで、お客様は「自分が探している情報がここにありそうだ」と一目で分かり、Googleも「このページはこのキーワードについてのページなんだな」と認識しやすくなります。
クリックしたくなる魅力的な言葉を入れる
キーワードを先頭に入れるルールを守りつつ、お客様が思わずクリックしたくなるような、もう一工夫を加えてみましょう。検索結果にはライバルのページもたくさん並んでいます。その中で「お、この記事は読んでみたいな」と興味を引くことができれば、順位が多少下でもアクセスに繋がります。
例えば、以下のような言葉を入れると、タイトルの魅力がグッと上がります。
「5つのステップ」「3つのコツ」のように具体的な数字を入れると、情報が整理されている印象を与え、読みたくなります。
「〜を解決」「〜ができるようになる」「知らないと損」など、この記事を読むとどんないいことがあるのかを伝えます。
「〜でお悩みの方へ」「初心者向け」のように、誰に向けた記事なのかを明確にすると、当事者意識が芽生えやすくなります。
【隅付き括弧】や|(縦線)などを効果的に使うと、他のタイトルより目立たせることができます。



これらの要素を組み合わせ、お客様の心に響くタイトルを考えてみてください。
ステップ3:読者の悩みを解決するコンテンツ(情報)を作る


さて、ここからがあなたの腕の見せ所です。ステップ1で決めたキーワードで検索してくるお客様が、どんなことで悩み、何を知りたいのかを想像し、その答えとなる情報、つまり「コンテンツ」をページの本文に書いていきます。
これは、いわばレストランの「メインディッシュ」の部分です。せっかく魅力的な看板(タイトル)を見てお店に入ってきてくれたお客様を、心から満足させる料理を提供しましょう。難しく考える必要はありません。「お客様の疑問に、日本一親切に答えてあげる」という気持ちが大切です。
見出しを使って情報を整理する
本文を書く際は、伝えたいことをただズラズラと書き連ねるのではなく、「見出し」を使って情報を整理することが非常に重要です。なぜなら、Webサイトを訪れた人は、文章を一字一句じっくり読むことは稀で、まずは見出しを拾い読みしながら、自分の知りたい情報がどこにあるかを探すからです。
見出しは、長い文章を読みやすくするための「しおり」や「目印」のような役割を果たします。この記事自体も、大きなテーマ(h2)の中に、いくつかの話題(h3)があり、さらに詳細な説明(h4)がぶら下がっている構造になっています。
まずはお客様に伝えたいこと、お客様が知りたいであろうことをいくつか書き出し、それを見出しにしてみましょう。それから各見出しの中身を肉付けしていくと、情報が整理された分かりやすいページになります。
専門用語は避け、分かりやすい言葉で書く
コンテンツを作る上で、ぜひ意識してほしいのが「言葉選び」です。あなたにとって当たり前に使っている専門用語が、お客様にとっては全く分からない外国語のように聞こえることはよくあります。
これは「専門家の呪い」とも呼ばれる現象で、その道のプロであればあるほど、初心者が何を知らないのかを忘れがちです。
例えば工務店の方が、「外壁のクラックはVカットで処理します」と書くのではなく、「外壁のひび割れは、専用の道具で溝を少し整えてから、防水性の高い特殊な素材でしっかり埋めますのでご安心ください」と書く。このように、目の前のお客様に直接語りかけるような気持ちで、できる限り平易な言葉で説明することを心がけてください。その親切さが、信頼に繋がります。
写真や図を入れて見やすくする工夫
文章だけで説明するのが難しい内容や、もっと具体的にイメージしてほしい部分は、写真や図を積極的に活用しましょう。「百聞は一見にしかず」ということわざの通り、1枚の写真が、長い文章よりも多くの情報を伝えてくれることがあります。
あなたがリフォーム会社なら、施工前と施工後の「ビフォーアフター写真」は絶大な効果があります。整体院なら、施術の様子や院内の清潔な雰囲気が分かる写真を。士業の方なら、難しい法律関係を図で解説するのも良いでしょう。
こうした視覚的な情報は、読者の理解を助けるだけでなく、ページの滞在時間を延ばし、Googleからの評価を高める効果も期待できます。あなたの仕事の価値を伝えるためにも、ぜひ工夫してみてください。
ステップ4:スマートフォンでの見やすさ・使いやすさを確認する


素晴らしいコンテンツが完成したら、次はその「見せ方」にも気を配ってみましょう。特に現代において、スマートフォンでの見やすさ(=モバイル対応)は、検索上位を目指す上で避けては通れない、非常に重要な要素です。
今、この記事をパソコンとスマートフォンのどちらで読んでいますか?おそらく、多くの方がスマートフォンなのではないでしょうか。お客様も同じです。あなたのホームページが、スマホの小さな画面でも快適に見られるかどうかを確認していきましょう。
なぜスマホ対応が重要なのか
スマホ対応が重要である理由は、大きく2つあります。一つは、言うまでもなく「お客様の満足度」のためです。
あなたも経験がありませんか?スマホで開いたサイトの文字が米粒のように小さかったり、ボタンが押しにくかったりして、イライラしてすぐにページを閉じてしまったことが。せっかく興味を持って訪れてくれたお客様を、使いにくいという理由だけで逃してしまうのは、非常にもったいないことです。
そしてもう一つの重要な理由が、「Googleの評価基準そのもの」です。実は現在のGoogleは、「モバイルファーストインデックス」という考え方を採用しています。これは、パソコン用のサイトではなく、主にスマートフォン用のサイトの状態を見て、検索順位を決定する、という方針です。
つまり、いくらパソコンで見栄えの良いサイトを作っても、スマホで見た時に使いにくいサイトは、Googleからの評価が上がりにくくなってしまっているのです。
自分のスマホで実際に操作してみよう
では、あなたのホームページがスマホで快適に見られるかどうか、今すぐご自身のスマートフォンでアクセスして確認してみてください。お客様になったつもりで、以下の点などをチェックしてみましょう。
文字の大きさは、指で拡大しなくても自然に読めるでしょうか?メニューや問い合わせボタンは、指で押しやすい大きさで、押し間違える心配はありませんか?特に、電話番号はすぐに見つかり、タップするだけで電話をかけられるようになっているでしょうか。
少しでも「見にくいな」「使いにくいな」と感じる部分があれば、お客様はそれ以上のストレスを感じている可能性が高いです。もし改善が必要だと感じたら、サイトを作ってくれた制作会社などに相談してみることをお勧めします。
ステップ5:サイトマップを送信してGoogleにページの存在を知らせる
さて、いよいよ5ステップの総仕上げです。最後に行うのは、あなたのホームページの全ページの情報を一覧にした「サイトマップ」という特別なファイルを、Googleに直接届けに行く作業です。
これは、いわば「Googleのロボットに、あなたのサイトの地図を直接手渡してあげる」ようなものです。「新しいページを公開したので、ぜひ見に来てくださいね!」という丁寧なご挨拶だと考えてください。これをやっておくことで、Googleがあなたのサイトの新しい情報により早く、そして確実に見つけてくれるようになります。
サイトマップとは?Googleへの地図の役割
サイトマップとは、その名の通り、あなたのホームページ全体の構造を記した「地図」のことです。サイト内にどんなページが、どこに、いくつあるのかをリスト形式で記述したファイルで、これをGoogleに知らせることで、クローラー(探査ロボット)が巡回しやすくなります。
通常、クローラーはページからページへとリンクを辿ってサイト内を巡回しますが、新しいサイトやページの階層が深いサイトの場合、一部のページを見つけられないことがあります。
そこでサイトマップを提出しておけば、「うちのサイトには、ここにこういうページがありますよ」と一覧で教えることができるため、クローラーが迷子になることなく、全てのページを効率よく見つけてくれるようになるのです。
Googleサーチコンソールを使った簡単な送信方法
「なんだか難しそう…」と感じたかもしれませんが、ご安心ください。このサイトマップの送信は、準備の段階で設定した「Googleサーチコンソール」を使えば、驚くほど簡単に行えます。
最近のホームページ作成サービス(例えばWordPressなど)の多くは、このサイトマップを自動で作成してくれる機能が備わっています。まずは、あなたのサイトに「sitemap.xml」といった名前のファイルが生成されているかを確認してみてください。
もし場所が分からなければ、サイトを制作してくれた会社に尋ねるか、「(利用しているサービス名) サイトマップ」などで検索すると調べることができます。
サイトマップのありかが分かったら、あとはGoogleサーチコンソールにログインし、メニューから「サイトマップ」を選んで、そのURLを登録するだけです。一度登録してしまえば、今後ページを更新した際も、多くの場合、自動でGoogleに情報が伝わるようになります。
これだけはNG!検索順位を下げるやってはいけないSEO対策


5つのステップ、お疲れ様でした。ここまで丁寧に進めてこられたあなたは、もうWebの初心者ではありません。だからこそ、ここで一つだけ注意点をお伝えさせてください。
SEOの世界には、残念ながら「楽して順位を上げよう」とする、間違った方法が存在します。しかし、そういった近道は、かえってGoogleからの評価を大きく下げてしまう危険なワナです。せっかく育ててきたホームページの価値を損なわないためにも、絶対にやってはいけない代表的な3つのNG行動を覚えておきましょう。
①キーワードを詰め込みすぎる
検索順位を上げたい一心で、ページの中にキーワードを不自然なほど何度も詰め込んでしまう。これは、昔のSEO対策でよく見られた手法ですが、現在のGoogleには全く通用しません。それどころか、ペナルティの対象となり、順位を下げられる原因になります。
例えば、「福岡市 整体」というキーワードで、「この福岡市の整体は、福岡市で人気の整体です。なぜなら福岡市の整体の中でも特に評判だからです。」のような文章があったら、あなたはどう感じますか?不自然で、とても読みにくいですよね。
Googleは、このようなユーザーを無視した行為を嫌います。キーワードは意識しつつも、あくまで自然で分かりやすい文章を心がけることが大切です。
②他サイトの文章をそのままコピーする
当たり前のことですが、他の人のサイトにある文章や画像などを、許可なくそのまま自分のサイトにコピーして使うのは絶対にやめましょう。これは、著作権の侵害という法律的な問題になるだけでなく、SEOの観点からも大きなマイナス評価を受けます。
Googleは、インターネット上に同じ内容のコンテンツが複数存在することを嫌い、「コピーコンテンツ」と判断します。コピー元のサイトとあなたのサイトの両方の評価が下がったり、あなたのサイトだけが検索結果に全く表示されなくなったりする可能性があります。
あなたの言葉で、あなたの経験に基づいて書かれた文章こそが、最高のオリジナルコンテンツです。
③内容の薄い低品質なページを量産する
「ページ数は多い方が有利だ」と勘違いして、中身がほとんどない、質の低いページをたくさん作ってしまうのもNGです。例えば、たった数行の文章と写真1枚だけのページを何十ページも作っても、Googleからの評価は上がりません。
先ほどもお伝えした通り、Googleが評価するのは「ユーザーの役に立つ」ページです。100ページの役に立たないページよりも、たった1ページでも、お客様の悩みを深く理解し、解決策を丁寧に示しているページの方が、はるかに高く評価されます。
一つひとつのページに心を込めて、質の高い情報を提供することを心がけてください。
ホームページを検索上位にする費用は?【プロに頼む場合・自分でやる場合】


ここまで読み進めて、「やるべきことは分かったけれど、結構大変そうだな…。もしプロに頼むとしたら、一体いくらかかるんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ホームページの検索順位対策、いわゆるSEO対策にかかる費用は、自分で行うか、専門の会社に依頼するかで大きく変わってきます。それぞれのケースについて、具体的な目安を見ていきましょう。
自分で対策する場合の費用は「ほぼ0円」
まず、この記事でご紹介してきた5つのステップをご自身で実践する場合、金銭的な費用はほとんどかかりません。
キーワードを調べたり、コンテンツを作成したり、Googleサーチコンソールなどのツールを使ったりといった基本的な作業は、すべて無料で行うことができます。
ただし、お金の代わりに必要になるのが、あなたの「時間」と「労力」です。新しいことを学び、実際に手を動かす時間や、すぐには結果が出なくてもコツコツと続ける根気強さが、何よりの「コスト」と言えるかもしれません。しかし、その分、自社の中にWeb集客のノウハウが蓄積されていくことは、お金には代えがたい大きな資産となります。
SEO対策会社に依頼する場合の費用相場
「本業が忙しくて、どうしても自分でやる時間が確保できない」という場合は、専門のSEO対策会社に依頼するのも一つの有効な選択肢です。プロに任せることで、あなたは自分の事業に集中することができます。
依頼する場合の料金体系は、提供されるサービスの内容によって様々ですが、ここでは代表的な2つのパターンの費用相場をご紹介します。
コンサルティング契約の場合
コンサルティング契約とは、専門家があなたのサイトの現状を分析し、キーワードの選定や改善点の洗い出し、戦略の提案といった「頭脳」の部分をサポートしてくれるプランです。多くは月額制の顧問契約のような形になります。
費用相場としては、月額10万円~30万円程度が一般的です。サイトの規模や依頼する業務の範囲によって変動します。この場合、具体的なページの文章作成や修正作業は、自社で行う必要があるケースが多いです。
コンテンツ作成代行の場合
検索上位を狙うためのブログ記事など、ページの「中身(コンテンツ)」の作成そのものを代行してもらうプランです。キーワード選定から構成案の作成、執筆までを全て任せることができます。
こちらは記事単位での料金設定が多く、費用相場は1記事あたり5万円~10万円以上となるのが一般的です。記事の専門性や文字数によって価格は大きく変わります。
専門会社に依頼する際は、複数の会社から見積もりを取り、サービス内容と費用の内訳をしっかり確認することが大切です。
まとめ
今回は、ホームページの検索順位を上げるための具体的な5つのステップを中心に、その仕組みから準備、注意点や費用に至るまで、網羅的に解説してきました。たくさんの情報があって、少しお腹いっぱいかもしれませんね。
しかし、ここまで読んでくださったあなたなら、もうお分かりのはずです。結局のところ、SEO対策とは、小手先のテクニックではなく、画面の向こう側にいるお客様一人ひとりと、誠実に向き合うことに行き着きます。
お客様はどんなことで悩んでいるだろうか。どんな言葉で助けを求めているだろうか。自分たちなら、どんな価値を提供できるだろうか。そうやってお客様を想い、考え、発信した情報は、必ず届くべき人の元に届きます。
もちろん、今日植えた種が、明日すぐに大木になることはありません。SEO対策は、効果を実感するまでに、早くても数ヶ月はかかります。結果がすぐに出ない時期は、不安になることもあるでしょう。
ですが、焦る必要はありません。この記事でご紹介したステップに沿って、一つひとつ丁寧に対策を積み重ねていくこと。その一つひとつの改善が、あなたのホームページを、文句も言わずに24時間働き続ける「最強の営業マン」へと、着実に育てていきます。



まずは、できることからで初めてみましょう!
お問い合わせがこない原因は?

